
当店では2010年からなので15年ほど前から取り扱いを始めた“MicedrawTokyo”がこの度“micedraw”とリブランディングしてロゴ、コンセプトを一新した最初のコレクションが入荷しているので紹介していきたいと思います。
ロゴは筆記体でmicedraw、下に小さくAUTHENTIC JAPAN MADEと淡々とそれでいて力強く“本物の日本製”と主張しているイイロゴだなと思いました。
コンセプトは“芸術的意匠と機能性、そして日本の特別なクラフトマンシップ”です。

PC405 サイズ 51□17-145 レンズカラー M6 チャコール ¥35,200(税込)

前回紹介したPC403は特徴的なブリッジのウェリントン型でしたが、PC405はブリッジも大人しくラインの強弱があるメリハリの利いたスッキリとした印象のデザインです。
プラスチックのフロントは磨きの工程をせず、特別なバレル研磨を一度だけ施したことにより程良いエッジが残り、美しいデザインの線が明確になります。

テンプルはメッキや塗装はなく、特殊なサンドブラストを使用しているとのことです。
通常のサンドブラストで使う透明な砂ではなく、黒い砂を使うことでチタンの深い部分にタトゥーのように黒を入れて定着させることで、メッキや塗装ではない方法で濃いグレーの色味を出すという方法。
最後にシャーリング加工を施し、均一で綺麗な傷を付けることで若干の艶を出してます。

今回のリブランディングでの象徴とでも言うべき存在は“モーラヒンジ”と名付けられた部品です。
モーラヒンジのモーラというのは音楽の用語である一拍二拍という間のことで、上から見ると少し隙間が空いているのが分かるのですが、一拍間を置いているヒンジということで名付けられたそうです。
この間が重要で、ショックを吸収しつつ程よいフィット感を得られます。
造形的にも美しく、柔軟性のあるβチタンをプレスして作られる部品なのですが、精巧な作りで耐久性にも富んでいます。

モーラヒンジで面白いのは簡単に交換可能な部品になっているということです。
もし想定外の力が加わったことによりモーラヒンジが破損したとしても、共通の部品ですから店頭ですぐに交換可能だということです。
通常この部品が壊れてしまえば修理に出さないと無理なことが多いので、1週間以上不便な思いをするのですが、部品交換が可能であればすぐに直りますのでこれは大きなメリットだと思います。

ノーズのアームも程よい柔軟性のあるβチタンで作られております。

テンプル内側の表記も独特です。
漢字でデカデカと純日本製というあまり見ない表記(通常はMADE IN JAPAN)。
昨今のMADE IN JAPANというのも解釈が広義で軽い印象がある為、部品から最終仕上げまで全工程日本製造という意味で“純日本製”となっております。
純日本製の横に関 MAXという印字があるのですが、これは製造元を明確にしたいという意味が込められているとのことです。
関というのは関眼鏡製作所という総合眼鏡メーカーのことで、MAXというのは金型メタル部品メーカーのことです。
どちらも超有名ブランドの眼鏡を手掛けているメーカーで、福井県鯖江市でも一目置かける眼鏡メーカーです。
3社連名で商標登録を申請するということですので、デザイナーとメーカーの良好な関係が伺えますね。


スッキリシャープな印象のウェリントン型ですが、変にクセはないので日常的に掛けやすいと思います。
手に取っていただければと判る“イイ物感”は全体的にマットでサラサラした質感が心地よく、かけた瞬間冷たさを感じるチタンパッドを備えています。
考えてみると純日本製の物を身に着けることというのは難しく、下着や洋服で純日本製というのは稀ですし、時計や靴もメーカーは多くても純日本製といえるのはそれ程多くないと思います。
世界最高峰の眼鏡を生み出し続ける福井県鯖江市のメーカーが協力して作り上げた新生マイスドローを是非一度手に取って掛けていただければと思います。
当店では遠方の方にもご利用いただけるようにネット販売もしております。
度付レンズは処方箋や今お使いの眼鏡のデータなどからお作りすることも可能です。
メールにて綿密なカウンセリングをしてからレンズはご購入いただけるようにしているので、度数だけ連絡して作れるような簡単なものではありませんが、直接お会い出来ない中で満足いただける眼鏡を作ろうと思うとそれなりのカウンセリングが必要なのでご了承いただければ幸いです。
ご興味のある方もない方も是非一度こちらからウェブショップを覗いてみて下さい。
商品は徐々に充実していきますのでよろしくお願いします。
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